【マルタ生活】海外で働いて感じる、日本との価値観の違い。会社は学校じゃない

こんにちは、マルタ在住のChichiです🌼

 

マルタに移住してから2年、スウェーデンが本社のマルタにある会社で働いていて、

日本では、メーカーでの営業職、事務職、広告制作会社とマーケティング会社でのコピーライター職を経験。

日本で、複数の企業で働いてきたけど、

海外の企業と日本の企業って、価値観が全然違うなって感じてるの。

上司は、先生?

最近感じている違いは、

”日本の会社は、どこか、「学校」っぽいな”ってこと。

 

例えば、プレゼン用の資料を作ったとして。

上司からのフィードバックの言い方って、

 

「ここが見にくいから、◯◯すべきだ」みたいな、指示的な言い方だったり、

「俺がクライアントだと思ってプレゼンをやってみて。改善点をフィードバックするから」みたいな、指導的なものだったり。

 

上司が絶対の存在で、上司の意見が正しくって、

部下は、上司が求めるものつくる。

みたいな、気がしちゃってた。(もちろん会社や人によるし、受け取り方の違いもあるからもしれないけど)

 

私の場合は、

だんだん、”上司が求めるのもの”に合わせるような働き方になっていって、

自分の意志、”これをしたい”が消えていき、

自分が消えていくから、モチベーションも下がっていった。

 

自分の成長は感じられたし、上司やクライアントから評価されたときはすごく嬉しかったけど、

それって継続的に得られるものじゃないから、

それが感じられないときは、苦しかったの。

 

モチベーションって、

”これがしたい、やっていること自体が好き” みたいな、

自分の中で生まれるもののはずだけど、

 

学校みたいな環境だと、

”自分のため” じゃなくって、 ”誰からのため” にやっているような感覚になっていって。

俺と働けることを、光栄に?

日本の会社で働いている友達の話で、ショッキングなことがあった。

 

彼女の上司が、プロジェクトに入りたく彼女に対して、

「俺と一緒にプロジェクトに取り組めるなんて、滅多にないぞ」

みたいなことを、言ったんだって。

 

上司が持っているスキル、経験から学べる機会があることは、確かにありがたいことだとは思うんだけど、

そういうマインドセットを持っているってことに、私はガッカリしちゃったの。

だって、それって、相手を下に見ているような気がして。

 

私たちはどんな立場であろうと、お互いに、学びあえるはず。

その上司だって、彼女から学べることはあるはずだよね。

それなのに、彼女にだけがメリットがあるような言い方。

仕事は、”学ぶ”ためじゃなく

そして仕事は、”学ぶことが第一優先じゃない”とも、

マルタに移住してから考えるようになった。

 

日本で働いていたときは、”学ぶこと”、”成長すること”を重要視していたように思う。

若いうちにたくさんの知識を得て、”年齢を重ねたときに胸を張って働ける人間になりたい”って思ってた。

 

だから、すでに忙しくても新しいプロジェクトがあれば参加しようとしたし、

高いクオリティーの仕事をするために、残業もたくさんした。

プラスで給料が発生するわけではないけど、価値があるって思ってたの。

 

でもね。

マルタの会社で働くようになって、

全てのプロジェクトに対して(会社のサイトのための写真を撮る。みたいなことでも)給料が発生し、

残業した分だけきちんと残業代がもらえるような環境で働くようになって、

 

”ただ働き”って、ナンセンスだなって、感じるようになった。

 

例え、経験や知識が豊富じゃないとしても、

私たちは労働者としての、価値がある。会社にも貢献してる。

それなのに、”ただで”働くって、私たちが無価値な労働者だって言われているような気がするの。

仕事はお給料のためと、割り切ることも

”仕事は、あくまでもお給料のため”だって割り切る生き方も、

ありだなって思うようになった。

 

日本だと、そういうマインドセットをしていると、どこか批判的な目で見られそうだけど、

マルタでは、そういうことが全くない。

実際に、割り切って働いている人も多くって、

職場では、同僚との間の些細な雑談とかを楽しんでる。

思い詰めたような雰囲気がなくって、冗談やユーモアを挟める余裕があるから、

ジョイフルな雰囲気。

 

そして仕事の後は、プライベートの時間に力を入れたり、

または、スキューバーダイビングのをとってインストラクターをする。とか、ヨガ教室を開く。とか、

自分の好きなことのために、自分の時間を集中するの。

 

自分の時間を犠牲にすることなく、若いことから自分の好きなことのためにも時間を使える。

こういう生き方の方が、人生の幸福度を感じやすいんじゃないなかなって、思っているところ。

自分の価値観で

マルタに移住して、

日本の会社とマルタの会社の価値観の違いを、強く感じた。

 

どちらが良い、悪い、と言いたいわけじゃなく、

私たちは、”いろんな価値観が存在している” ってことを、知るべきなんだって思ったの。

 

この価値観が受け入れられないから、

「私は社会不適合者かも?」とか、「私はダメな人間かも?」とかって思う必要はなく、

それはただ、価値観が合わない環境に、いるだけ。

 

この世界には、正しい価値観も、悪い価値観もなく、

似ている価値観の人同士でいることで、環境にいることで、

心地よく生きられるんだって、思うの。

 

✍️「日本とマルタでの職場で感じたこと」の別記事にも、遊びに来てね。

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