わたしが働いている会社では、70カ国以上の人が働いていて、
すごくグローバルな環境。
いろんな国の人と接するけど、働いてみて、強く感じていることは、
フランクで、アットホームで、サポーティブな人が多いな。ってこと。
働きやすい雰囲気
日本の会社みたいな、(典型的な日本の会社みたいな?)堅苦しい雰囲気が全くないんだよね。
『上司』『リーダー』『先輩』みたいな隔たりは一切感じなくて、
すれ違ったら、「ハロー」って笑顔で挨拶し合うし、
休憩室では、コーヒーとか、タバコとか、携帯とか、雑談とか、お互いそれぞれがやりたいことを楽しんでいて、周り人に気を使うような雰囲気は一切ない。
そんな空気感の中にいるからなのか、
日本だったら、もうちょっと周りの人に遠慮とかしちゃうそうなんだけど、
マルタの会社では肩の力を少し抜いて、無駄な緊張をすることなく、仕事ができているって思う。
チーム、ファミリー
勤務初日のアクティビティーが、興味深かったな。
3つのチームに分かれてゲームをするアクティビティーがあって、
ゲームを通して、会社の理念とか、仕事内容とかを学べたの。
ちょっと、遊びココロがあるよね。
チームに分かれてコミュニケーションを取りながら、そして遊び心を感じながら取り組めたことで、
『”会社”で働く』というよりは、『”チーム”で働く』という実感を得られた。
会社側の、”居心地の良い職場”を従業員に対して提供しようとしてくれている態度自体に感動したし、すごくありがたかったな。
会社が従業員を支配するんじゃなくて、
マルタの会社では(少なくともわたしの会社は)、従業員がチーム、ファミリーのような関係で
自分らしく(型にはめられず、肩の力を抜いて)働けるんじゃないかなって、感じてる。
それって、パフォーマンスを発揮するためにも、そして長期的に働くためにも、
すごくすごく、大切なことだよね。
日本と違うな、と感じたこと
質問はその場で
分からないことがあったら、すぐに質問する人が多い。
HRからの説明とか、研修期間とか、
分からないことがあったら、ためらわずにその場で質問するの。
たとえ、30人くらいいる規模であろうと、恥ずかしがらずに発言しちゃう。
理解したことに対しては、「分かった」と大きなリアクションを示すし、
不明点があったら、クリアになるまで質問する。
日本人は、その場では質問せずに、後からこっそり質問することが多いよね。
わたし自身、質問するのにためらってしまうことがまだまだある。
でも、それってお互いに良くないなって感じているから、今まさに、努力しているところなんだぁ。
グローバルな同期たちから、学ぶことは多い。
先輩は、フランク
”質問しやすい雰囲気”だから、みんなためらわずに質問できる。っていうのも、ある。
トレーナーの人は、「理解できるように説明するのが僕の仕事だから、分からなかったらためらわずに教えてね」って言ってくれたし、
実際に、質問してもぜんぜん嫌な顔をせずに、笑顔で答えてくれるの。
うまく英語で説明できずにつまっても、温かい態度で受け止めてくれる。
周りの同期も、ぜんぜん嫌な顔はしないし、
むしろ、わたしのことを助けてくれたりもする。
間違ったことを言ったとしても、その場の空気を壊すようなことを言ったとしても、
わたしが積極的な態度であるならば、周りは受け止めてくれるんだ。っていう、
大きな安心感があるんだよね。
畏まらずに、友達と接するような心地よさで、仕事にのぞめてる。
発言も、活発
研修期間中、トレーナーの方から、
「こういうときは、どうするんだっけ?」みたいな投げかけがあるんだけど、
積極的に発言する人が多い。
日本だったら、シーンってなって、「○○さん、答えてください」って、名指しされることが多いよね。
ここの環境では、シーンって気まずい雰囲気になることがなくて、絶対に誰が発言をする。
答えが分からないときは、「なんだっけ~」みたいな発言がこぼれ出てて、一人一人が積極的に関わっている感じ。
わたしは発言するのに抵抗があって、黙ったままになってしまうことが多いけど、
もっと積極的にならなきゃ。って、反省してるの。
時間には、ちょっとルーズ?
時間や、やらなきゃいけないことに対して、ちょっとルーズかなぁ。
休憩が終わる5分前にタバコを吸い始めた同期には、ちょっとビックリした。笑
1,2分前に休憩室を出て、時間ちょうどギリギリくらいに戻る感じ。
中には、ちょっと遅れる人もいたかなぁ。(※研究期間中の話)
絶対に遅れちゃいけないものに対しては、ちゃんと時間を守るんだろうけど、
小さなことは、気にしない。っていうスタンスなのかも。
”1分も遅れはいけない!!”って厳しすぎるよりも、
わたしはこっちのスタンスの方が心地よいな。って思った。(時間厳粛なほうが好き。っていう人もいるとは思うけど)
TODOに対してもシビアじゃなくて、
「メールでこんな内容が送られてきたけど、やらなきゃいけないよね!」みたいな質問を同期にしたら、
「説明されてないからやらなくていいんじゃない?」って態度で、
実際、やらなくてもよかった。笑
ヒヤヒヤしていたのは、日本人のわたしくらいだったのかも。
解雇は、日本よりも多い
マルタの会社の方が断然働きやすいな~って感じてるんだけど、
”解雇されやすい”っていう恐怖はある。
遅刻が多いとか、ズル休みをするとか、会社のルールを守らないとか、
「そりゃ、本人が悪いよね」っていう理由での解雇なんだけどね。
日本だと、よっぽどのことがないと解雇されないと思うから、
若干ビビってはいる。笑
でも、例えば、覚えるのが遅いというような理由では解雇されないし、
困ったことがあれば力になってくれるし、
働くこと自体への恐怖は、あんまりないかなぁ。
自分に合う環境で
海外の企業で働くのは初めてだから、まだまだ、日本企業と海外企業のギャップが新鮮でおもしろい。
どっちもプラスな面とマイナスな面があるんだけど、今のところ、
わたしは堅苦しい環境が苦手だから、こっちの環境の方が合っているかなぁ。
職場を探すとき、『仕事内容』は、もちろん大切な要素だけど、
『職場環境』も、やっぱりすごく、大切だよね。
今の仕事は、正直、わたしのやりたい仕事とは少し離れたものなんだけど、
でも、『職場環境』がいいから、すごく前向きになれるの。
オフィスにいって、同期と話すのが、たのしみ。
オフィスに行くことに対して鬱な気分はなくて(緊張はするけど)、仕事が始まる前の時間帯も、穏やかな気分でいられる。
仕事に縛られない生き方を、いまのところ、できているなって感じているよ。
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