英語の訛りに誇りを持つ、マルタの人々。アクセントがあっても、いいじゃない?

「日本人の英語は、訛りがひどい。

日本人は、英語が下手。

 

そして、ヨーロッパ人のは発音はきれいで、英語も上手」。

 

っていうのは、なんとなく、世間で言われていることだと思うけど、

これは、半分あっていて、半分間違ってもいるように感じてるの。

ヨーロッパ人の、文法は?

マルタを含め(若い人)、ヨーロッパの人たちは基本的に、

詰まることなく、言いたいことをスラスラと英語で話せるし、

リスニング力も高くて、ほとんどの英語を聞き分けているけど、

 

よーく注意してみると、

文法が間違っていたり、発音に訛りがあったりしてることだって、多いんだよね。

 

むしろ、文法に関しては、日本人のほうが、ちゃんとしているかも?とさえ、思うことがある。

訛りだって?

そして、日本人からすると、

ヨーロッパ人だって、訛りのある英語を話すんだよね。

 

「R」が強すぎたり、イントネーションが独特だったりする人も多いし、

ネイティブみたいな綺麗な英語を話す人だって、少ない。(スウェーデンやオランダの人は、綺麗な英語を話す人が多いんだけど)

 

「ヨーロッパ人だって、訛りがあるじゃないかっ!」って言いたいわけじゃなくて、

「日本人だけが、訛りを持っているわけじゃないよ」ってことを、言いたかったの。

訛りに誇りを持つ、ヨーロッパ人

以前、イタリアの友達と、こんな話をしたことがある。

 

「イタリア人の英語は、イタリア語の訛りがすごいけど、

イタリア人は、イタリア語のアクセントに誇りを持っているから、別に、変えない」

っていうふうに、彼女は話した。

 

もちろん、全員がそういうわけじゃなくて、きれいな発音の英語を話す人もいるんだけど、

たしかに、わたしがマルタで感じたのは、

 

英語に訛りがあったとしても、別に恥じることなく、堂々とその訛りのままに話している人が多いな。

ってことだった。

訛りにコンプレックスのある、日本人

日本人は、ジャパニーズイングリッシュに対して、コンプレックスに感じている人が、多いよね?

わたしも、その一人。

たまに、英語を話すのが嫌になることさえあるの。

 

ただ、

事実、日本人の英語は、世界では通じにくいとは思うんだけど、

でも、別に、”恥じることはない” よな。って、思うようになった。

 

通じるレベルにさえ持っていければ、

別に、日本語のアクセントがあろうと、恥じる必要はない。

 

大事なのは、自信をなくさないことだし、

自分の国のアイデンティティーにも、誇りを持つべきだよね。

 

堂々と英語を話すヨーロッパ人をみて、

やっぱり、私たち日本人も、自信をもって話したいな。

って、思ったの。

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