フランス人、ドイツ人、イタリア人など、
外国人の方が、日本人よりも英語が上手な気がしない?
マルタに移住してから、より強く、そのことを感じてる。
職場でも、プライベートでも
私の職場はとてもインタナショナルで、
ドイツ人、イタリア人、オランダ人、スウェーデン人、ノルウェー人、タイ人などなど、
本当にたくさんの国の人が働いてるの。
もちろん全員とは言わないんだけど、
彼らは本当に、流暢な英語を話す。
聞き取りはほぼ完璧にできているみたいだし、
話すときも、単語や文法に詰まらず、スラスラすらと、話す。
職場に限らず、プライベートで出会う人も。
大抵の人は、スラスラと英語を話すんだよね。
マルタに住んでいる日本人と比べても、英語レベルに大きな差があるように感じてる。
どうして?
単純に、疑問に思ってた。
「どうして、彼らはそんなに英語が上手なの?」って。
中学生から英語を学び、大学でも学んで、社会人になってからも学び続け、今もマルタ生活で英語習得のために力を入れている私と比べても、
英語のレベルに、大きな差があるの。
彼らと比べちゃって、
「私って、バカなのかな?」とか、「言語習得のセンスがないのかな?」とか、
落ち込んじゃったりもしてた。
英語は、彼らにとっての親戚
もし、私みたいな悩みを持っている人がいたら、
必要以上に落ち込まないために、このことを伝えたいの。
英語の習得って、日本語を話す私たちにとって、もともとのハードルが高い。ってことを。
英語と日本語って、全然違うよね。
文法も、単語も、音の出し方さえも。
たとえば、フランス語も、イタリア語も、スペイン語も、ラテン語。
英語は、ラテン語の影響を強く受けた言語だから、彼らは親戚同士の言語。
お互いの言語を知らなくても、なんとなく、相手が伝えたいことを察することができる。
ってことも聞いたことがあるから、
すごく似ている、言語なんだと思う。
日本人の文法知識は、誇りに
とは言っても、私の意見としては、
日本人の文法知識は、すごく高いと思うんだぁ。
学校でたくさん習ってきたし、私たちはたくさん、努力してきたから。
インターナショナルな友達と英語でメッセージを送り合っていると、
文法の間違いをよく、発見するの。
過去形になっていないとか、”S”がついていないとか、そもそもの構成がおかしいとか。
中学生レベルのミスだって、けっこうあるんだよね。
ただ、彼らはあんまりそういうミスを気にしていないし、
ちゃんと、コミュニケーションもできている。
日本人はちゃんと、知識を持っているから、
ゆっくり、落ち着いて話せば、正しい文章の英語を話すことは、できるよね。
大きな壁は、『発音』
日本人がいちばん苦戦しちゃうのは、『発音』って、思う。
よくブログで、『発音』についての壁を記載しているけど、
▼『発音』についての別記事にも、遊びにきてね
日本語の音の出し方と、英語の音の出し方が、違いすぎるんだよね。
「R」とか「th」とか「V」とか、日本語に存在しない音がありすぎるし、
喉を使って音を出すこととか、子音を伸ばすこととか、
日本語と英語は、音が本当に違う。
外国人も、アクセントはあるけど
マルタに移住して気づいたけど、多くの人は、強いアクセントを持っているの。
日本人からすると、アクセントが強すぎて、聞き取れないほど。
英語のリズムがなかったり、「R」が強すぎたり、
日本人の私からすると、「日本人のアクセント並みに、クセが強くない?」って思っちゃう。
だけど、彼らは、アクセントがあっても、日本語のアクセントと違って、理解してもらえるんだよね。
それは、英語の音の出し方と、似ている部分が多いから。
英語以外の言語について詳しくないから、ちょっと憶測も入っちゃうんだけど、
「R」とか「th」とか「V」などの英語の音を持っていて、音の出し方も似ているんだって、思うの。
だから彼らは、アクセントがあっとしても、理解し合える。
親戚同士だから。
ヨーロッパでは、特に
そして、マルタにおいての話なんだけど。
ヨーロッパ同士って、国が近いから、国同士の交流も盛んになるじゃない?
だから彼らは、ヨーロッパ人のアクセントに、慣れているんだとも思うの。
私のイタリア人の友達で、すごくアクセントが強い子がいるんだけど、
私はあんまり、その子の英語を聞き取れないのね。
でも、他の友達はその子の英語を聞き取れるから、疑問に思っちゃって、
「私、あの子の英語がちょっと、聞き取りづらいんだけど、どうしてあなたは聞き取れるの?」って聞いたら、
「マルタにはイタリア人がたくさんいるから、イタリアのアクセントには慣れてるの」って。
日本人のアクセントに、ヨーロッパの人が慣れていないことも、
日本人の英語を聞き取ってもらいにくい理由の1つだって、思ってる。
英語ができなくても仕方ない。って伝えたいわけじゃなくて
ラテン系言語の人たちは、ずるいよね。とか、
日本語を話す私たちは、英語ができなくても仕方ないよね。とか、
そういうメッセージを送りたいんじゃないの。
”必要以上に、自分を責めて、傷つかないでね”
っていうメッセージを、送りたかった。
私が、そうだったから。
マルタに移住して、英語の壁が大きすぎて、
今振り返ると、必要以上に苦しんじゃってたと思うの。
ラテン系の方にも、敬意を
そして、誤解がないように、念の為記載したいけど、
「ラテン系言語の人たちは、英語ができて当たり前だよね」
とも、思ってない。
ラテン系言語の人たちにだって、英語は別の言語だし、
努力をして、コミュニケーションができるまでに英語を向上させたんだと思うから。
実際問題、英語を話せないラテン系言語の人たちだってたくさんいるから、
言語習得には、絶対に、努力が必要だよね。
前向きに、英語習得を
英語習得は、時間がかかるよね。
その過程の中で、いろんな壁にぶつかって、
途中、心が折れながら、前に進んでいくんだと思う。
壁にぶつかって落ち込んじゃうのは、成長過程の中では仕方がないことなんだけど、
必要以上に自分を責めるのは、よくない。
「こんなに言語が違うのに、英語が話せる私。成長できてる私ってって、すごくない?」って態度で、
前向きに、ちょっとずつ、英語を習得していきたいよね。
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