マルタ(海外)に移住したての頃、
「自分を変えなきゃ」って、必死になっていたときがあった。
ヨーロッパと日本の文化って、やっぱり違うし、
特にコミュニケーションの仕方について、「私のやり方を変えなきゃ」って、
強く思っちゃってたの。
日本人のコミュニケーションへの劣等感
日本人のコミュニケーションは、
「まわりくどくて、ペコペコしすぎで、何を言いたいのかよく分からないんじゃないかな?」
っていう、恐れがあったの。
メディアなどの影響でなのか、
「日本人のコミュニケーションの仕方は、世界では通用しない」
っていう思い込みがあって。
だから、ヨーロッパで、
舐められずに、強く、そしてミスコミュニケーションしないためにも、
「もっとハッキリと直接的に、自分の言いたいことを伝えらるようにならなきゃ」
って、自分を変えようとしてた。
そしてちょっと、苦しくも。
なりたくない、自分
「ハッキリと直接的に伝えるコミュニケーションのやり方って、
自分らしくないというか、なんかしっくりこないの。
心の底から「そうなりたい」って思えなくて、無理やり自分を変えようとしている感じ。
自分を変えることに、どこか抵抗がある感じで。
「自分を変えることができない自分って、ダメなのかな?」
って、落ち込んだりもした。
変えなくても、いい?
でもね。
今は、こう思う。
ちょっと曖昧な表現をしたり、間接的な言い方をしたり、へりくだった言い方をする自分は、
自分のパーソナリティーの表れなんだから、
別に、変えなくてもいい。
って。
自分を変えようとするんじゃなくって、
『自分を表現する力』を身につけることが、大事だって思うようになったの。
自分のコミュニケーションの仕方の裏にある背景を説明する力や、
ミスコニューニケーションが起きたときに、きちんと話し合える力が、大事。
アイデンティティーの1つで
仲の良い友達には、自分のパーソナリティーを言葉で伝えるようになった。
例えば、
「相手の話を遮るのが好きじゃないから、大勢で話すときに静かになっちゃうんだけど、その場を楽しんでいないわけじゃないから心配しないでね」とか、
「日本には、『空気を読む文化』があるから、ハッキリと伝えないことがあるんだけど、なるべく誤解がなく伝えるように努力するね」とかって。
友達に自分のことを説明している中で、強く
「こういうコミュニケーションの仕方って、自分のアイデンティティーの1つなんだな」
って、思うようにもなった。
むしろ、興味深く
自分のことを伝えると、友達のは、興味津々な反応なの。
「そう思っているなんて知らなかった」とか、
「ヨーロッパにはない文化だから、驚いた」とかって、
ちゃんと私の話を聞いてくれるし、受け入れて、分かろうとしてくれる。
自分のアイデンティティーを理解してもらえたことに、
うれしくも感じたり。
バランスを、見つけよう
ありがたいことに、
「ヨーロッパスタイルに変えなよ」って言われたことは一度もなくって、
「お互いに理解して、バランスを見つけようね」
って、私の友達は言ってくれるの。
自分を変えるんじゃなくって、歩み寄る。
自分を変えるんじゃなくって、技術を身につける。
これが、マルタ(海外)で暮らしていくために、
必要なことなんだって、知った。
それぞれの、美しい文化を背負って
コミュニケーションの仕方の裏には、文化やその人のアイデンティティーがあって、
そして、どれが良いとかダメっていうものはなく、
それぞれの美しさがあるよね。
コミュニケーションの仕方を、ただ、
ヨーロッパ式。日本式。ってくくることもできなくって、
実際に、マルタに住んでいる人でそれぞれ、独自のコミュニケーションスタイルを持っている。
誰かに合わせたり、無理やり変える必要はなく、
自分が居心地の良い、自分らしいコミュニケーションスタイルを守ってもいい。
大事なのは、
自分を伝える力と、相手を受け入れる力。そして、バランスを見つける力なんだって、
最近は、心からそう思うの。
自分らしく、
でも心地の良いコミュニケーションができるよう、
その力を磨いていきたいな。
📼TikTokでも、このことについて話してるよ📼
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