オーストリアの友達に、マルタのお土産げを持っていったの。
オーストリア旅行で、その友達の家に泊めてもらうことになってて、
そのお礼もかねて。
わたしが読んだブログはぜんぶ、「あんまり美味しくない」って、書いてあったんだけど、
でも、マルタの伝統のお菓子を体験してほしいと思って、
そのお菓子を選んだの。
怒りを示した、友達
「わたしは食べたことないけど、あんまり美味しくないって聞いてるんだ」って、
そのお土産げを友達に渡したのね。
そしたら、マルタからいっしょにきた友達の表情が、急に変わったの。
そして、
「自分が食べたことのないものを、悪く言うもんじゃないよ」
って、ちょっと、怒られた。
ちょっと、微妙な空気に
え、どうして? って、
わたしは、自分が悪いことをしたと思ってないから、ビックリしちゃった。
仲の良い友達同士での話だし、自分が選んだお土産げについてだし(友達が選んだお土産じゃない)、マルタをディスってるわけじゃないし。
たぶん、友達からしたら、わたしが何かについて悪い言い方をするのが、不快だったのかもしれないんだけど…。
悪いことをしたといえば、そう捉えられるかもしれないけど、
わたしは特に悪意があったわけじゃないから、
わたしも、不快な気分になっちゃった。
すぐに、感情を出す
これも、カルチャーだなぁ。って、かんじちゃったの。
日本人同士なら、たとえわたしに対して不快に思っても、口には出さないと思うんだぁ。
今回のケースも、
わたしの観点から言えば、ぜんぜん悪くないし、
でも、友達の観点から言えば、わたしはすごく失礼なことをしてしまったんだと思う。
日本人だと、
明らかに悪いことに対しては、口に出すと思うけど、
それぞれ見解が違うものに対しては、黙ったままでいるよね。
リスペクトすべき、日本人
『自分の意見を言う』『素直に感情を示す』っていう、インターナショナルな態度は、
相手をより理解できるし、リスペクトするんだけど、
でも同時に、
日本人の、『よっぽどのことじゃなければ、心の中にしまっておく』っていう態度も、
改めて、リスペクトするなって、思っちゃった。
日本人の良さ
だから、日本人同士の場合は、お互い不快になることは少ないし、喧嘩も起きづらい。
心にためすぎて爆発しちゃうとか、本人に言えないから陰口を言うとか、
そんなふうに働いちゃうとよくないけど、
日本人は、空気を読んで、相手を不快にさせないように努められて、
これは、優れた特質だって、思ってるの。
サラッと流せるものは流して、
伝えるべきものは、ちゃんと伝える。
これがいま、わたしがなりたい、大人の姿かな。
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