「日本人が、ポライト(礼儀正しい)”すぎる”」っていうのは、ヨーロッパでもかなり有名みたい。
ちょっと皮肉を交えて、 ”TOO”ポライトな、日本人。笑
お辞儀をする、目上の人を敬う、相手を立てる… みたいな日本の文化をヨーロッパ人も理解しているし、
”悪く言わない” ってことも、有名みたいなの。
どうせ、ポライトだからでしょ?
以前、こんなことが、あった。
クロアチア人のフラットメイトがホットドックを作ってくれて、
私の分を2個用意してくれてたんだけど、1個しか食べれなかったの。
「お腹いっぱいになっちゃったから、残りは明日のブレックファーストで食べるね」
って言ったら、
「美味しくなかったんでしょ。Chichiは日本人でポライトだから、美味しくなくてもそう言わないもんね」
って、言われちゃった。笑
半分冗談も入っていると思うけど、
でも、日本人が、 ”気に入らなくても、正直に言わない” っていうことは、
ヨーロッパ人の中でも有名な話みたいなんだよね。
正直にいう、ヨーロッパ人
確かに、ヨーロッパ人は、日本人と比べて、物事をはっきり言う気がしてる。
以前、友達の家にワッフルを持っていったら、
「このワッフル、乾燥してるね」
って、言われちゃった。笑
手作りカレーを持っていたときには、
「僕の口には、合わなかった。Chichiの料理を貶しているわけじゃないから、誤解しないでね」
っていう、丁寧な言い方でハッキリと意見を伝えられたこともある。
表面的な言葉で、受け取らない?
ちょっと話がズレるけど、
ヨーロッパの人って、言葉を、表面的に捉えないのかな?って言うふうに感じてるの。
例えば、「お水ちょうだい」って、頼むとき。
日本人だと、仲の良い友達同士であっても、
「お水もらってもいい?」とかって、丁寧な言い方をするよね?
ヨーロッパだと、(※イギリスは、ポライトな言い方で頼むのが礼儀らしいけど。)
「Give me water」みたいな、
日本人からすると、「ちょっと失礼じゃない?」って思うような表現でも、全然ありなんだよね。
「Give me water」っていう表現がちょっと失礼でも、その人に対して敬意を払っていないって意味ではないから、
それなら、短い言葉でコミュニケーションした方が良くない?
って言うのが、ヨーロッパ人の考え方なのかもしれない。(私の友達が、そう言ってたんだけど)
正直に伝えることは、アンポライトではない
この考え方に基づいて、さっきの話題に戻ると、
”美味しくないものに対して、美味しくない” って伝える = 相手に敬意を払っていない
っていうわけではないから、
例え相手が不快に思うようなことでも、ヨーロッパ人は、平気で自分の意見を言えちゃうのかもしれないよね。
そして、この考え方は、全くその通りだな。とも、思った。
ヨーロッパ的な表現にも慣れて
日本式とヨーロッパ式、どっちが良いか。って話ではなくって、
マルタ(ヨーロッパ)に住んでいる私は、ヨーロッパの表現の仕方に、もっと慣れていきたいなって、思った。
日本のポライトな文化に慣れちゃってるから、
ハッキリとマイナス意見を言われたり、「Give me water」みたいな雑な言い方をされると、不快に感じちゃう時が、まだあるんだけど、
これはもう、文化の違いなんだから、
私の捉え方を変えた方が、絶対に楽なんだよね。
言葉の表面じゃなくって、その言葉にはちゃんと、愛があることを、
感じ取ろうって、思うの。
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