日本で仕事をしていたとき。
たくさんのプレッシャーを感じてたと思う。
ミスをしちゃダメ、同じことを聞いちゃダメ、これを知らないとダメとか、
ダメなことがたくさんあって、ちょっと恐怖にも感じてしまっていたの。
そんなことを知らないの?前にも言ったよね?
とくに嫌いだったのが、
わからないことを聞いたときに、「そんなことも知らないの?」って、言われるとき。
‘知りたい。理解したい‘っていう、前向きな気持ちで質問しているのに、
そのモチベーションが失われるどころか、
質問することへの恐怖が生まれちゃうよね。
「前も言ったよね?」って言われるのも、嫌だった。
一回聞いただけじゃ覚えられないこともあるのに、聞いたら嫌な顔をされてしまって、
だから、忘れちゃったときにはいつも、
何十ページもあるメモ帳の中から自分で答えを探さなきゃいけなかったの。
なんでも、聞いていいよ
マルタでは、そんなプレッシャーをかんじることが、まったくない。
質問しとことに対しては、いつもあたたかく答えてくれるし、
それが前に聞いたことだったとしても、嫌な顔はしない。
質問したことに対して、むしろ前向きに受け入れてもくれる。
みんな不完全なんだから、助け合おうよ。っていうような雰囲気にかんじるの。
これって、すごくステキなことだって思ってる。
もちろん、相手に頼りすぎるとか、覚えようとしないっていうのは問題だけど、
たいていの場合は、そうじゃない。
教える。じゃなく、支え合う。
日本の社会は、‘教える‘とか、‘ジャッジする‘っていう考え方が根付いてるような気がするの。
だから、相手ができていないことに対して、厳しい態度を取る。
インターナショナルな社会では、そうじゃなくて、みんなが平等な立ち位置にいる。
全員に、わからないこと・できないことがあるから、みんなで支え合う。
これってけっこう、個人やチームが成長する上で、大切な考え方だって思ってるんだ。
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