友達のバースデイパーティーに参加したの。
別荘を貸し切っての、盛大なパーティーだった。
チェコ出身の子で、チェコに住んでいる家族や親戚が主な参加者で、
その中に私も入れてもらって、感じたんだけど、
”家族の絆が、強くてすごく、温かい”。
ハグや、キス
これは、挨拶の文化の違いでもあるかと思うけど、
挨拶では、ハグは当たり前だし、ほっぺたにキスもする。
挨拶のときだけじゃなくって、「誕生日おめでとう」って言うタイミングとか、
何か喜びごとや、感動したこととかがあったら、
ハグやキスをして、一緒に感情を分かち合っていた。
友達のような、家族
みんなでプールに入ってビーチバレーをしたり、音楽に合わせて踊ったりとか、
ノリも、なんだか友達みたい。
チルな雰囲気の中、雑談やドリンクなんかで、ずっと楽しんでいる様子だった。
きっと、いろんな小さなことを一緒に体験したり、共有しあったりして、
親友のような距離感で、日頃を過ごしているんだろうなって感じたの。
受け入れる、マインド
私に対しても、すごく温かかった。
私が別荘に着いたときは、知り合いが誰もいなかったんだけど、
不思議なことに、居心地の悪さを一切感じなかったんだよね。
「あなたのこと、聞いてるわよ!」って、初めからウェルカムモード。
別荘の中を案内してくれたり、「何が飲みたい?」ってドリンクを用意してくれたり、
いろんな会話もした。
ビーチバレーやダンスの中にも、「Chichiもきてっ!」って、
家族の一員のように接してくれたの。
伝わる、温かさ
友達の母親とは、以前に会ったことがあったんだよね。
1ヶ月前ほど、マルタに観光に来ていて、そのときに何度か一緒に食事をしたの。
英語ができる方じゃなかったから、深い会話はできなかったんだけど、
「笑顔が素敵なあなたが好き」って言ってくれて、
マルタからチェコに帰るときも、熱くハグをしてバイバイした。
そして、バーステデイパーティーで再開したとき。
もう一度、熱いハグをくれた。
すごく気持ちが伝わるハグだったから、私の家族に再開したような感覚になったの。
絆を作る力は、スキル
家族との絆って、こうやってつくるんだな。
って、学んだ気がした。
誰かから無性の愛をもらって、愛を学んで、愛が伝染していくような感じなのかな。
友達の親戚全員が、お互いを本当に大切に思い合っていて、
他人に対してもこんなに温かく迎えられるのは、
”スキル” を身につけたからなんだ。って、思った。
才能とか、感受性とか、そういった生まれもったものじゃなくて、
生まれたあとに、身につけたもの。身につけられるもの。
スキル不足の、私
私は正直、家族との絆はあまり強くないの。
両親はたくさんの愛を与えてくれたし、感謝もたくさんしているんだけど、
”強い絆”とは、言えないんだよね。
私は少し心を閉ざして、本音を言えないことは多いし、雑談のトピックもあまり見つからない。
そして、そんな私をずっと、恥じてもきたの。
マルタに移住させてくれたし、ずっと応援してくれてるし、必要なときには手助けもしてくれる、
こんなに良い両親なのに、
なんで私は、絆をつくれないんだろう。って。
スキルを、身につける
絆をつくるスキルを、心から、身に付けたいって思ってる。
まずは、身近な、私の大切な友達とからかな。
愛のある友達との時間を大切にして、家族みたいな関係をつくりたい。
ハグも、たくさんしたいって、思ってる。
ハグをしたことがある人なら分かると思うけど、ハグって、とてつもない力があるよね。
ハグをするだけで、一気に距離が縮まるの。
相手のことをより愛おしく感じるし、感謝できるし、満たされる。
強い絆を、マルタで築いていきたいな。
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