自然につくられた「友情」が、いちばん強い。”無理”は、しないで

マルタに移住してから、強く思っていたことがあるの。

それは、”本物の”友情を手に入れるってこと。

 

一緒に食事をするとか、イベントに行くとか、

友達をつくること自体は、そんなに難しいことじゃないけど、

 

本音を話せて、信頼感があって、心の繋がりを感じられるような存在をつくることって、

簡単なことじゃないよね。

嫌なことも、伝えなきゃいけない?

初めに壁にぶち当たったのが、

「相手になんでも、伝えなきゃいけない?」って問題。

 

相手に対して、直してほしいことがあった場合。

本当の友情を築くためには、自分が我慢し続けて不満を貯めるよりも、

それを伝えて、話しあって、解決する方が、長期的に見て問題解決に繋がるんじゃないか。って思ったの。

 

でも、本来私は、そういうタイプの人間じゃなくって、温和な関係を望むタイプだから、

もし何か不満があっても、それが特別に大きなことじゃなければ受け入れて、我慢してた。

伝えてみたけど…

”自分を変えなきゃ”って思って、伝えてみたこともあったの。

▼そのときの記事は、コチラへ

 

伝えた後は、絆が深まったように思った。本当に。

 

でも、今振り返ると、

伝えて、”分かり合えた” ことの代償に、

私の心は結構、疲れてもいたって思うの。

”無理”は、しなくていい

”伝える”ことは、私にとっての、

”無理をする” ってことのように思うの。

 

私は本来、いちいち伝える人間じゃなくて、

流すことで、対処してきた人間なんだもん。

 

”相手が不快な思いにならないように、どういう言葉で伝えようかな”

”今は、相手が耳を傾けてくれそうなタイミングかな?”

とか、

色んなことを考えちゃって、余計に疲れちゃうんだよね。

自然に深まった、友情

マルタに移住して、約1年。

そして、私のバースディパーティーで、特に感じたことなんだけど、

 

「あ、私は、素敵な友達をつくることができたな」

って、思った。

 

「まだまだ絆が足りないかな。もっと努力しなきゃな」って、数週間前まで思っていたのに、

ふとした瞬間で、気づいた。

十分に、素敵な友情関係をつくることができてるな。って。

 

特に無理をせず、自然とつくられた、関係。

 

小さなことの積み重ねで、今の友情関係がつくられたと思うの。

大きな努力は、なしで

例えば、私の親友。

これまで、喧嘩をしたことはない。

 

一度だけ、「え、なんで?」ってイラッとしたことはあったんだけど、

流した。

 

そして今では、そのことについては何にも思ってない。

 

不満はないし、むしろ感謝でいっぱいだし、大好き。

 

彼女と一緒に過ごす時間は楽しいし、信頼してるし、心の繋がりも感じられる。

 

大きな努力はなしで、自分が楽なやり方でやってきて、

自然と親友になれたのが、その子だった。

小さな、積み重ねで

一緒にこんな体験をした。とか、

一緒にこんなことで爆笑した。とか、

恋愛話を共通した。とか、

私が辛い時に、素敵な言葉をくれた。とか、

 

そういう小さな出来事が、友情を強くしてくれたと思うの。

 

”人生を共有することで、絆が深まる存在”。

それが、私が求めている存在で、これからも大切にしていきたい存在なんだって、知った。

自分が一緒にいるべき人が、残る

”無理をしない”ってことが、やっぱり一番のように思う。

 

相手を理解しようとする努力、受け入れる努力は要るけど、

頭を悩ますほどの努力だったら、それは”無理をしている”ってことのように思うの。

 

無理をしないと仲良くなれないような相手だったら、

それはきっと、自分にとっては合わない人でもあるんだろうね。

 

だから、もう、友情関係をつくるための、大きな努力はしない。

残る、友情関係を

人間みんな完璧じゃないから、

私が相手に対して不満に思う時もあれば、相手が私に不満に思うことだって、ある。

それが人間で、それが人生だよね。

 

でも、不満に思うことがあっても、それが’嫌い” って感情なわけじゃない。

”不満はあっても、好き” って思い合える存在が、本当の友情なんだと思うの。

 

そう思える人、そう思ってくれる人を、これからも大切にしていって、

人生を共有していく度に、自然に、友情関係を育んでいきたいって思ってるの。

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