マルタ人の彼を、愛した理由。それは、カラマリを注文してくれる彼だったから

ゴースティングされて、突然終わってしまった、1年前の恋。

(その後、連絡を取れるようにはなったんだけど、彼は恋愛回避型で、本気の愛が怖くて、向き合ってくれなかった…)

✍️その彼についての記事は、こちらへ

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もう、傷は癒えたと思ってたの。

彼のことを思い出すことはほとんどなくなったし、心の痛みは、ないような気がしてた。

 

でもね。

また、急に。

 

セルビア人との恋がうまくいかなくなったときにふと、

マルタ人の彼のことを、思い出しちゃったの。

そして、彼の思い出を一つずつ思い出していくうちに、また、あの感情が。

恋愛の傷は、向き合うことで

マルタ人の彼との失恋の後、

傷を癒すために、次の新しい恋愛によって、傷を埋めようとしてた。

 

新しい恋愛をすることが、一番の治療だと思ってたの。

でも最近、恋愛の傷は、新しい恋愛で癒すべきじゃないって知った。

 

それよりも、心に「平穏」「静けさ」をもたらすことのことが大事で、

自分とたくさん対話してあげること、気持ちを観察してあげること、気持ちを吐き出すことが、私には必要だったみたい。

蓋をしてしまった、自分の気持ち

失恋したとき、「ゴースティングするような男性だから、別れて正解だったよ」っていう言葉に、

彼への”愛している”という想いを、誰にも吐き出せずにいたんだよね。

 

「こんな彼を、愛してたの。こんなに愛していた彼だったから、失ったのが辛くてたまらない」

っていう気持ちを吐き出したかったのに、心の中で押し殺した。

 

失恋しようが、ゴースティングされようが、

彼との思い出の価値や、彼への愛は、変わらないじゃない?

 

それなのに、自分の気持ちに蓋をするように、

次の恋で、癒えていない傷を覆ってしまってた。

 

傷は、ちゃんと、癒してあげないとね。

 

今、ようやく、

マルタ人の失恋の傷を、癒すときなんだって思った。

失恋の傷との、対話

ちょっとポエムっぽい内容になっちゃうんだけど、

このブログを通して、自分と対話させてほしいの。

 

「彼を愛した理由」について、思う存分記載して、

私の過去の気持ちが、穏やかに浄化されますように。

 

ポエム風「彼を愛した理由」

「彼を愛した理由」。

それは、「カラマリを注文してくれる彼」だったから。

 

2回目のデートの時に。レストランでのディナーで、「カラマリが好き」て言ったの。

 

そしたら、メインで焼き魚料理を頼んでいたのに、内緒でカラマリも注文してくれてて、

それ以降のデートでは、メニューにカラマリがあったら、いつもさりげなく、カラマリを注文してくれた。

 

格好つけてやっているわけじゃなく、

「私を喜ばれたいから」やってくれてるって伝わってきて、

その彼の愛が、とっても嬉しかったの。

 

私が嬉しそうにカラマリを食べる様子を見て、

彼も、嬉しそうだった。

 

私の幸せを、自分の幸せとして受け取ってくれる彼。

そんな彼に、恋をした。

 

「彼を愛した理由」。

それは、普段はとってもシャイなのに、「私のためには堂々としてくれる彼」だったから。

 

2回目のデートでの、ディナー。

海の近くのレストランで、風が強くてとっても寒かったの。

「寒い?」「寒い」って言ったら、スタッフにブランケットを頼んでくれた。

 

それから、まだ3分も経っていなかったけど、ブランケットがこなくて、

寒そうにしていた私を見て、彼はスタッフにまた、

「このレイディーに、ブランケットを持ってきていくれる?」って、声をかけてくれたの。

 

彼はとっても、シャイなはずなのに。

 

スタッフに、トイレの場所を聞けないほどの、シャイな性格。

 

だけど、私のためには、ブランケットを頼んでくれた。

 

この人となら、安心して人生を歩める。って、感じた瞬間だったの。

 

 

「彼を愛した理由」。

それは、

「私が寂しそうな顔をすると、子犬みたいに寂しそうな顔をする彼」だったから。

 

デートの時、しょっちゅう、私の表情を観察するの。

一瞬の表情の変化を見逃さずに、つまらないような顔をしちゃったら、彼はとっても、心配そうな顔をする。

 

「疲れた?」とか、「眠い?」って、

私を気遣ってくれるのが、言葉と彼の表情から伝わってくるの。

 

「寒い?」って聞かれて、寒かったけど「大丈夫だよ」って答えた時には、

「分かった、でも30分後にもう1回聞くね」って、

私の些細な表情なのか、声のトーンを見逃さず、彼のジャケットを貸してくれた。

 

私の感情が、彼に共鳴しているかのようで、

彼とひとつになっているような、気がしてた。

 

一つになれたような気がした、彼。

こういう人と、人生を歩むべきなんだろうなって、思ったの。

 

「彼を愛した理由」。

それは、

「ここで待ってるね」と言ってくれる彼だったから。

 

私はとってもエモーショナルな人間で、

デート中、3回は泣いちゃったと思う。

彼への気持ちが高まり過ぎちゃって。

 

彼は、自分の感情を言語化するのが苦手なタイプで、

ただ、目を見て、私の手を握って、話を最後まで聞いてくれるだけなんだけど、

彼の視線や彼の指の動きから、いつも愛情を感じてた。

 

そして、一番好きだった瞬間は、

「トレイ行ってきたら? 僕は君のために、ここで待ってるね」

っていうセリフ。

 

泣いた後、私の目は、アイライナーで真っ黒になっちゃって、

そしたら彼はいつも、トイレに行くように、優しく温かい口調で言ってくれるの。

 

「君のために待ってる」っていう表現がとっても好きで、

どんな時でも私を待っていてくれる人と、一緒になりたい。って思った。

 

「彼を愛した理由」。

それは、

「暑くて喉が渇いてるはずだから、お水あげなきゃ」って、自然や動物、子供にも、優しい彼だったから。

 

彼はとっても、心が優しい人間だったと思う。

 

列に並んでいて、そこに子供が割り込んできたときでも、嫌な顔を一切しないの。

すごく温かく、穏やかな表情で、ただその場を楽しんでた。

 

植物や動物にも優しい人間で、

彼の愛犬、サヤの彼への態度を見たら、どれだけの愛を彼がサヤに注いでいたのかが、一発で分かる。

 

ある偉人が言ってたの。

「心の優しい人と、一緒になりなさい」って。

 

それは、間違いなく彼だって、思った。

 

「彼を愛した理由」。

それは、

「君のことを思い出した」と、お花の写真を送ってくれる彼だったから。

 

私がお花が好きなことを知っていて、

彼の誕生日にお寿司ケーキを作ったときには、

彼が祝われる側のはずなのに、私に素敵な花束を用意してくれてた。

 

デート中は、道の花を見て、「どれがほしい?」って、1輪の花をプレゼントしてくれたり。

 

ある日突然、道端に落ちていたであろう、黄色い花の写真が送られてきて、

「君のことを思い出した」っていう、メッセージがあったの。

 

遠く離れていても、私のことを思ってくれる存在。

そして、私の好きなものを覚えていて、与えてくれる存在。

 

距離が離れていても、彼のことをずっと、近くに感じられた。

 

「彼を愛した理由」。

それは、

牛の置物に名前をつけてお世話をする、とっても個性的な彼だったから。

 

彼はとっても個性的で、マイワールドを持っている人。

骸骨が好きだし、髪の毛は超ロングだし、全身タトューだし、

初デートでは、目玉のデザインのハットと破れたジーンズが衝撃的で、正直引いちゃうレベルだった。

 

でも、その彼の個性が、彼を知るほどに、愛おしさに変わったの。

彼のことをもっと知りたいって思えたし、会話の内容はとっても個性的。

 

ある日、スペインのお土産で牛の置物を渡したら、「名前をつけよう」って言われて、

その日からジブラ(牛の名前)は、私たちのペットのような、ベイビーのような存在になった。

 

ジブラをプレゼントした翌日、彼から

「朝起きたらジブラが泣いてて、 泣き止まなかったから、職場に連れてこなきゃいけなかった」

って、

ジブラを自分のポケットに入れた写真が送られてた。

 

小学生みたいな会話でちょっと笑っちゃうけど、

でもどこか、愛情を感じさせてくれる内容で、

すごく温かい気持ちになったの。

 

それから私たちは、いつもジブラのことを気遣って、

「ちゃんとジブラにご飯あげた?」とか、「今日初めてジブラが仕事を手伝ってくれたよ」とか、

バカな会話を続けてた。

バカだけどでも、会話が、とっても心地よい人。

 

愛を感じさせてくれて、心から会話を楽しめる彼だから、

一緒にいても一生、飽きないんだろうなって、思った。

 

 

「彼を愛した理由」。

それは、

「バチャータでも、サルサでも、いちばん!」って、言ってくれる彼だったから。

 

マルタのレストランで、「いちばん」という名前の日本食店があるんだけど、

「いちばん」の意味を彼に教えてから、

彼は私のことをたまに、「いちばん」って呼ぶようになったの。

 

そして、私がやっていることは全部応援してくれて、

「マルタの日本人の中で、いちばんのバチャータダンサーになる!」っていったときも、

「サルサでもいちばんになる!」って言ったときも、

全部、「うん、Chihciは、”いちばん”になるんだね」って、肯定してくれた。

静かにいつも、見守ってくれてるいるのを感じるの。

 

存在だけで、私の心を灯してくれる人。力になる人。

そういう人を、私は人生のパートナーとして、欲しい。

感情を、吐き出して

彼のことを記載しながら、

ときたま、涙が出て。ときたま、温かい気持ちになって。

その繰り返しで、少しずつ、浄化されているのを感じてる。

 

改めて、

「あぁ、私、彼のことが本当に、好きだったな」「初めて愛した人だったな」って、

切ないような、こんな人に出会えたことをありがたく思うような、不思議な気持ち。

 

完全に癒えるまでは、もう少し時間がかかっちゃうかもしれないけど、

でも、心に静けさが戻ってきているのを、感じてる。

 

また彼のことを思い出しては、荒れちゃうときもあるかもしれないけど、

それでも、いいの。

 

彼のことを思い出しては、感情を吐き出し、気持ちを受け止め、

少しずつ、少しずつ、心の静けさを、取り戻していきたい。

 

そして、心が整ったときに、

最高の恋愛ができるはずだって、強く信じてる。

 

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