マルタで、バチャータというダンス教室に通っているんだけど、
日本人とヨーロッパ人の違いについての発見が、すごく多いんだよね。
発言・質問、躊躇なく
まずは、発言や質問の多さ。
先生が、「質問ある?」って聞くと、積極的に質問する人が多いし、
「質問ある?」って聞かれなくても、「もう1回やってみせて」とかって、発言がとっても自由なんだよね。
日本でもダンス教室に通っていて、日本のダンス教室でも、質問をする人はいたけど、
その多さや雰囲気が、全然違うの。
「この振り付け、難しすぎる?」とかって先生が聞いたときには、
「難しいー」とか、「全然そんなことない」とかって、自分の意見をきちんと発言をするし。
首を振るだけとか、表情で答えるとか、そういう答え方じゃなくって、ちゃんと言葉にして伝えるんだよね。
そして、寒すぎる時や暑すぎる時も、日本人だと我慢してしまいそうなんだけど、
「暑いからクーラー入れて!」とかって、堂々と発言するの。
先生に対して?
ある日、ちょっとびっくりすることがあった。
先生に対して、「そのステップは難しすぎると思うから、このステップはどうかな?」って、
ある一人の生徒が、提案したの。
言い方は失礼な感じじゃなくって、「あくまでも提案だから、そうして。ってことじゃないんだけど」って言い方ではあったんだけど、
「え、先生に対して、提案するの?」って、私はすごく、びっくりしちゃった。
みんな、積極的
ダンスの練習の後に、先生が、
ダンスのプチ発表会について、「どんな曲にするか」とか「構成はどうするか」みたいなことを生徒たちに投げかけた時には、
みんなの発言がすごかった。
「この曲がいい」とか、「サルサもやりたい」とか、積極的に発言するの。
速攻で自分の意見をストレートに発言できるヨーロピアンたちと違って、
私は、意見がないわけではないんだけど、何も言えずに沈黙…。
日本人には、強調性が
日本人の素晴らしさについても、同時に発見したんだけど、
日本人って、「協調性」があるよね。
バチャータクラスで、先生がせっかく説明してくれているのに、
パートナーと話しながら、自由に踊りの練習を始めっちゃったりする人がチラホラ。
「ちゃんと聞いてね」って先生に言われたら、ちゃんとやめるんだけど、
自分がやりたいことを自由に始めちゃう人は、多い。
日本のダンスクラスだと、先生が話しているときは、みんなしっかりと耳を傾けていたし、
クラス全体の輪を乱すようなことをする人はいなかったから、
こういうところは、日本人の誇らしいところだよなって、感じたの。
文化の違いも、楽しみながら
私がマルタに来てからハマっている、バチャータダンス。
ダンス教室に通って、大人数のグループの中にいるとよけいに、
ヨーロッパの文化とか国民性が見えてきて、(もちろん、全員を「ヨーロッパの人」と括れないし、ヨーロッパ以外の国の人もいるんだけど)
これもまた、面白いんだよね。
日本とヨーロッパ、どちらの文化がいいか。って話じゃなくって、
”違い”を発見することがおもしろいの。
バチャーと一緒に、ヨーロッパ人の文化ももっと、学んでいきたいな。
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