マルタにきて、すごく素敵な出逢いがあった。
同じ会社に勤める予定の韓国人の子で、
その子とは、新しいアパートに引っ越すまでの20日間を、いっしょに過ごしたの。
彼女は、以前マルタでの留学経験があって、マルタの生活のことを知っているし、
英語も堪能で、いろんな面でわたしの生活をサポートしてくれた。
そしていちばんありがたかったのが、心を救ってもくれたってこと。
例えば、アパート探しのとき
なかなか決められずに、どうしようかとハラハラ落ち着かなかったとき、
「Chloeは大丈夫。あなたはラッキーガールだから、絶対に見つけられるよ」と、力強い言葉をいかけてくれた。
そのおかげでも、わたしも自分の運を信じようって思えて、
実際に信じられて、
そのおかげで冷静さを保って、前向きな気持ちでアパート探しができたと思う。
信じることの、強さ
わたしは、こういう気持ちって、すごく大切だって思ってる。
「ダメ」って思っちゃったら、本当にダメ。
不思議だけど。
「できる」って思ったら、
それはいいエネルギーになって、いい方向へと進んでいくって感じてる。
信じることは、一人では難しいことでもあるから、
彼女がわたしをいい方向へと導いてくれたことに、すごく感謝してるんだぁ。
夜中のガールズトーク
たまに、アパートの周りを一緒に散歩して、雑談もした。
夜中は涼しいから、会話するのに最適。
ひたすら歩いたり、ベンチに座ったりして、
どうしてマルタにきたのかとか、今抱えている気持ちとか、
大学生の頃みたいな、いろいろな話をしたな。
英語で会話するのは難しいこともあるけど、
でも、彼女とはすごく分かり合えるし、
わたしにとって彼女は、韓国人でもなく、彼女自身。って感じるんだよね。
それもまた、不思議な感覚。
誕生日に
ある日、突然、「Chloeの誕生日っていつなの?」って聞かれたの。
わたしの誕生日は、7月。
マルタにきたばかりだから、今年の誕生日は一人で過ごすんだろうなって思ってた。
マルタに移住する日程が決まった瞬間に、覚悟したことだったの。
それが、彼女が誕生日を聞いてくれて、「いっしょに過ごさせて」って言ってくれて、
マルタでの誕生日を、大切な人と過ごせることに、
すごくすごく感謝した。
神様が運んでくれた、出逢い
そのときなぜか涙が出てきちゃって、
それは、彼女と巡り会えたことの運命のすごさを感じたからなのかな。
マルタの神様が、わたしを彼女に会わせてくれたって感じがしたの。
(無宗教だから神様は信じてないんだけどね。でも、なんか神様がいるような気がした)
新しい土地にくるときは、
家族とか、友達とか、仕事とか、失うものはいっぱいあると思うけど
でも、大丈夫。
その人の代わりはもちろんいないけど、
同じような幸せを与えてくれる人には、ぜったいに出逢えるんだって、信じてる。
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