こんにちは、マルタ在住のChichiです🌼
マルタの暮らしは、チルで穏やかで、
ワークバランスを大切にしながら、仕事のあとはプライベートのじかんをしっかりと確保して、自分時間を充実させる。
というのがスタンダードなんだけど、
マルタのサービス業(レストラン・ホテル・カフェなど)で働いている人については、ちょっと胸が痛むことがある。
最低賃金が低い、サービス業
最低賃金が低く、観光客が多く押し寄せるビジーシーズンには労働時間が長い、
っていう意味でね。
サービス業の人たちも、プライベートの時間を大切にして、
オン・オフを分けて自分のライフを楽しんでいる印象なんだけど、
もらっているお給料や労働時間を聞くと、ちょっと胸が痛むの。
サービス業におけるマルタの最低賃金
2026年のマルタの法定最低賃金は、
18歳以上で週€229.44(約月€995前後)。
時給にすると、
約€5.74。(日本円にすると、€1=約170円換算で、約980円前後)
日本円にすると、そこまで安く感じないかもしれないけど、
マルタの物価を考えると、正直な感覚は、安すぎる…。
約€5.74っていうと、バーでビール1杯飲むくらいの金額かな。
家賃でいうと、最低でも500€(シェアハウスで)はかかるのが普通だから、
月€995前後で生活していくには、生活をけっこう切り詰めないといけないお給料だと思う。
他のヨーロッパ諸国は?
「マルタのサービス業は、賃金が安い」というのは、ヨーロッパ内でも有名な話で、
他のヨーロッパ諸国の最低賃金は、だいたいこんな感じ。
<ヨーロッパ諸国の最低賃金>
💰 高い国
ルクセンブルク:約 €2,700 /月
アイルランド:約 €2,300 /月
ドイツ:約 €2,200〜2,300 /月
オランダ:約 €2,200 /月
フランス:約 €1,800 /月
💰 中間
スペイン:約 €1,300
ポルトガル:約 €1,000
ギリシャ:約 €1,000
💰 低い国
マルタ:約 €1,000前後
東欧(ブルガリアなど):€600〜900
マルタは、他のヨーロッパ諸国に比べると家賃が低めだから、
生活のゆとりについては、比較できないんだけど、
最低賃金だけを比べると、大きな差があるよね。
チップは?
チップも給料に加算されるけど、
チップ文化が大きく根付いていないマルタでは、チップには大きく期待できないのも現実。
高級レストランやホテルに勤めている人、観光客が多いお店で働いている人は、チップをもらいやすいけど、
マルタのチップは10%が基本だし、もらったチップは、キッチンの人を含めて全員で分けるらしいから、
生活を大きく変えるほどの収入にはならなくって、お小遣い程度の金額になる。
いいサービスを提供したら、地元の人でもチップをくれたり、チップ料を上乗せしてくれたりもするから、
もしかしたら、チップでたくさん稼いでいる人もいるかもしれないんだけどね。
長時間労働
長時間労働って、マルタには存在しないと思っていたんだけど、笑
サービス業で働いている友達の話を聞くと、夏のビジーシーズンはとっても過酷。
例えば、
朝の6ー14で働いて、そこからちょっと休憩があって、18ー24(クローズまで)まで働く日があったり。
さすがに毎日この時間帯で働くってわけじゃなくって、
休みはしっかり週2で確保されているのと、日によっては、午後晩のみ。みたいなこともあるらしいんだけど、
でも、8時間労働でしっかり終了する。っていうことは、夏のビジーシーズンでは、ないみたい。
ただ、日本よりは?
日本のサービス業も、基本的には、厳しい労働環境だよね。
私は日本でアルバイトしていた居酒屋の店長さんは、月に数回しか休みがなかったし、
いつも昼から夜の遅くまで働いていた。
サービス残業で働く時間も、たくさんあったと思うし。
それにl比べると、マルタのサービス業は、断然マシ。
サービス業はきっちりともらえるし、休みは適度に与えられるし、(人手不足なとき、誰かがバケーションの時は、1週間休みなし。みたいなこともあるらしいんだけど)
ちゃんと有給は消化できる。
ただで仕事はしない。休むときはしっかり休む。
っていうマルタの(ヨーロッパの)ワークスタイルは、サービス業でも健在なの。
ただ、なんとか、なる?
サービス業への就職を考えている人は、
この記事を読んだら、ちょっと生活が心配になっちゃうかもしれないんだけど、
「そこまで心配しなくてもいいよ」
とも、言いたい。
私の場合は、日本で生活しているときと比べて、出費が大きく減ったの。
交通費や医療費がゼロ、公共料金や携帯料金の減少などが大きな理由だと思うんだけど、
マルタの生活では、抑えようと思えば、出費を大きく抑えられるとも思う。
✍️「マルタの生活費についてのブログ」にも、遊びに来てね。


サービス業で働いている友達も、年に数回は海外旅行をしているし、
休みや仕事のあとは、自分のやりたいことを楽しんでいる印象。
そして、観光客があまり来ない冬のシーズンになると、
8時間の労働で終われることも、珍しくなかったりね。(もちろん、お店によるけど)
フレンドリーな労働環境
サービス業に限らず、マルタの労働環境、全体的に言えることなんだけど、
マルタの労働環境って、”職場”っていうよりかは、”チームが集まる場所” っていうようなイメージ。
上下関係がないから、その場にいる人同士で友達みたいに普通に雑談するし、相談するし、
NOなことは、きちんとNOと言い合える。
例えば、
「この日に有給取ったら申し訳ないな…」みたいな空気感がなくって、
友達に相談するかのように、「この日に有給とってもいい?」みたいな。
基本的には、「大丈夫だよ!楽しんできてっ」ってカバーしてくれる間柄だし、
ダメなときは、ダメで、しょうがない。
”臆しない”っていう間柄、空気感なところが、マルタのサービス業でも、素敵なところだって思うの。
そして、チルな雰囲気もあって、
日本の典型的な職場だと、「ミスをしてはいけない!」「お客様は神様、常に100%で!」みたいな雰囲気があると思うんだけど、
マルタの場合は、もう少しカジュアル。
ちゃんと働くし、サービスも提供するけど、
お客様との関係がもう少しフレンドリーだから、畏まったような、100%常に緊張状態!、みたいなことはないはず。
職場の仲間といい関係であること、そして、適度に力を抜いて楽しめる環境であることは、
安心して欲しいところかな。
マルタを大きく支える、サービス業
観光大国のマルタは、サービス業がマルタを支える大きな産業の1つ。
移民の多くは特に、サービス業で働いていて、
移民の一人である私にとって、マルタでサービス業が栄えているのはありがたいことでもあり、
そして最低賃金のことを聞くと、ちょっと悲しい気持ちにもなる。
たくさんの素敵なレストラン・バーがあって、
フレンドリーでオープンな接客が魅力的なマルタだから、
今度、いつの日か、最低賃金が改善されて、
サービス業で働いている人たちの生活が改善されれば嬉しいなって、
密かに願っているところ。
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