海外移住を決めたきっかけは、フィリピンの一人旅だったんだよね。
はじめての、一人旅。
恐怖でいっぱいだった、一人旅
はじめての一人旅は、ぜんぜん、
ワクワク感とか、バケーション感とかじゃ、なかったの。
海外旅行のことなんて、ぜんぜん分かんないし、
フィリピンのいくつかの土地って、治安が悪くて、不気味な雰囲気があるから
コンビニに出かけるだけでもこわくて、常にビビリながら、道を歩いてた。
知らない人からジロジロ見られるし、たくさん声をかけられるし、初めてのことだらけ。
一瞬一瞬を、生きたい
でも、
”一瞬一瞬を生きている実感”が、
強くあったんだよね。
あんなにすごく、怯えたじかんだったのに、輝いてたじかんでもあったの。
一瞬一瞬が、本当に濃くて、だから一日一日も、本当に濃い。(え、あの出来事って、昨日の出来事だっけ?という感覚)
あぁ、一瞬一瞬にフォーカスしたら、
こんなにも一日一日は濃くなるんだって。
流れるように生きてしまっていた東京での生活と比べて、
いまをすごく、生きている感じがした。
幸せって、なに?
わたしの価値観を、特に変えたのは、
貧困地域に住む子供たちの、”美しい笑顔”。
”お金があれば幸せ”とは言わないけど、
わたしの頭によぎったのは、
「満足な食事もとれず、綺麗な寝床もなく、欲しいものを買えないはずなのに、
どうしてこの子たちは、こんなに美しいんだろう」
ってこと。
”子供たちを美しく輝かせるものって、なな?”。
”幸せって、なに?”。
自分の人生と照らし合わせわせながら、強く考えさせられちゃったんだよね。
選択できることの幸せ
そして、同時に、’悲しさ’も感じちゃった。
どんなに才能があって、やりたいことがあったとしても、
この街で生まれた子たちは、自分の人生を選択することが難しくて、
その運命って、すごく残酷なことのように感じてしまう。
日本に生まれたわたしは、
いろんな国へといけるパスポートを持っていて、
教育も受けたし、情報にも恵まれて、困ったらスマホが助けてくる。
それってやっぱり、すごく感謝すべきことなのかもしれないって、思ったの。
好きを、着たい
もっともっと、
”自分の人生を大切にしなきゃ”って、思ったとき。
”わたしが生きたい場所って?”
”わたしが望んでいる人生って?”
っていう問いが、巡ってきた。
きっとわたしは、
世界を身近に感じたいし、
人や自然の美しさにも触れたいし、
日常を、発見や感動でいっぱいにしたい。
東京ではなく、日本でもなく、”世界で生きているんだ”っていう実感がほしい。
好きなことで、わたしを満たしたい。
好きを着て、この世界で生きていきたい。
それが、海外移住を決めた、きっかけだったの。
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