マルタと、日本。永遠の別れじゃないけど、お別れを。

移住を考えている方へ。

または、転職などで環境が変わる方にも言えることかもしれないけど、

 

新しい場所へと移る前に、

『お別れを言う機会』をきちんとつくっておいた方がいいんじゃないかな。

って、わたしは思ってる。

関係性は、変わってしまうもの

「頻繁に会えないだけで、いつかまた会えるから」

「永遠の別れではないから」

とか、

「環境が変わっても、今まで通りに会えるから」

とかって思っちゃうけど、

 

本当にそうできるかって、分からない。

(わたしの場合、会わなくなっちゃった人の方が多いなぁ)

 

もし仮に、実際に関係を維持できたとしても、

そのとき感じている気持ちって、そのときだけのものだから、

その気持ちを共有するためにも、一つの区切りをつける意味でも、

すごく大切なことだって思ってるの。

会いたい人リストを

マルタ移住が決まったとき、

わたしはまず、『会いたい人リスト』をつくった。

 

後悔しないように、

気持ちよくマルタへと移住できるようにって。

 

これから先、何年会えるか分からないし、

”あなたはわたしの大切な存在だよ。”っていうメッセージを、伝えたかったから。

 

一人一人の友人に連絡をとって、

ご飯をしたりお泊まりしたりと、ゆっくりとした時間をつくったの。

お別れ会も、開催

そして、『フェラウェルパーティー』も開催。

 

日本では、見送る側が主催者になると思うけど、

海外では、誕生日会なんかでも、主役が主催者をつとめるケースがほとんど。

わたしの友人は外国人が多いこともあって、自分で主催をした。

 

日程を決めたあとは、会いたい人全員にインビテーションを送って、パーティーの企画。

当日は、一人一人に手紙を用意して、感謝の気持ちを贈った。

良いお別れをすることで、良い旅立ちが

お別れの場を設定して、本当によかったって思ってるの。

これまでの感謝、別れの寂しさ、これまでの想い出、未来の希望などを

しっかり共有することができたから。

 

「あなたと出会えてよかった」、「また会おうね」と、

伝えることができて、

 

Chloeは大丈夫。絶対、マルタでもうまくやっていけるよ」

などと、大きなパワーを与えてもらうことができて。

 

そういうものがあるから、

普段は流れてしまう、一つ一つの大切な出逢いを噛みしめることができて、

いいじかんになったんじゃないかなって、思ってる。

新しい出逢いのためにも

もう二度と会うことがない人も、

きっと、悲しいことに、出てくるんだろうな。

 

新しい環境にいけば、そこにはまた新しい出逢いが待っているし、

場所や環境、目標が違う者同士は、別々の道へと進むのが、しぜんなこと。

 

相手も変化していくし、自分も変化していく。

新しい出逢いのために

でも、これまでの出逢いを大切にできたからこそ、

その穴を埋めるように、新しい場所でも

かけがえのない出逢いが待っているんだとも思ってるの。

 

”最後じゃないから” なんてことを思わずに、(実際そうだとしても)

別れのトキを大切にして、良き感情を抱きしめて、

新しい場所へと向かっていけたら、いいよね。

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