こんにちは、マルタ在住のChichiです🌼
「移民問題」。
日本でもそうだし、ここ数年は世界中で、「移民問題」が議題に上がることが多いよね。
そして、移民の国、マルタ。
国民の約4人に1人(〜3人に1人)が外国籍であるマルタでは、
急激な人口増加によって、住宅価格や生活コストの上昇が起きていて、
”移民政策をより厳格に管理すべきだ”っていう議論が、強まってきているの。
そして実際に、政府が動き出している。
『”移民政策、厳格化の動き』
①EU人材の優先採用
まずは、EU人材の優先採用。
マルタでは企業が外国人を雇う前に、「Labour Market Test(労働市場テスト)」というものを行う必要があるの。
「Labour Market Test(労働市場テスト)」の内容は:
- EU内で求人を出す(Jobsplusなど)
- 一定期間(約3週間以上)公開
- EU人の応募がないか確認
- 適切なEU候補がいないことを証明
👉 これをクリアしないと非EU人は雇えない。
だから、非EUがマルタで仕事を見つけるのは、不利に。
ただ、実際のところは、EU人だけでは人手不足の産業も多く、
例えば、サービス業では非EUの人がたくさん働いているし、iGaming産業も外国人だらけ。
IT産業などのスキル重視な産業では、国籍関係なしで雇用がされているんだけどね。
でも、一般的には、非EUの人がマルタで仕事を見つけるのは、不利に。
自国民、またはEU民の雇用や生活を守るためには、
当たり前と言えば当たり前の制度では、あるんだけどね。
②Single Permit(就労ビザ)取得の難易度アップ
「Single Permit(就労ビザ)」の取得は、マルタでは比較的、優しめだったの。
日本人でも、比較的移住しやすい国の1つだった。
それが、どんどん強化されつつあって、
大きな変化といえば、2026年から導入された事実上の“ビザ前審査+適応トレーニング”である
「マルタ就労ビザの事前準備プログラム(Pre-Departure Course)」。(費用:約 €250)
初めてマルタで働く非EU人(日本人含む)に必須になったもので、
これを修了しないと、Single Permit(就労ビザ)が申請できないから、マルタ移住のハードルは以前と比べて大きく上がってしまった。
<事実上の“ビザ前審査+適応トレーニング”の内容>
① オンライン講座
- マルタでの生活
- 労働ルール
- 権利と義務
- 職場文化
② テスト(理解度チェック)
- 各モジュール後に試験あり
- 合格しないと先に進めないケースあり
③ 英語インタビュー(かなり重要)
- 約20分
- 英語コミュニケーション能力チェック
- 内容理解も確認される
④ 業種によって追加試験
特に:
- ホテル
- レストラン
- 観光業
👉 スキルテスト(Skills Pass)が追加される場合あり
以前は、ビザ申請については会社がサポートとしてくれて、英語は面接レベルで良かったんだけど、
ビザ前に「教育+テスト+英語評価」ができて、 ”入国前フィルター”が用意されたの。
そして、「Single Permit(就労ビザ)」の費用も上がり、
2025年以降、「Single Permit(就労ビザ)」は€300 → €600に。(更新費用も発生)
小規模の企業にとっては大きな額で、 ”気軽に出せるビザ” ではなくなってきているの。
そして、「審査・処理」が、より遅く&厳密になってきていて、
現場感としては、“書類が揃ってても時間が読めない”状態。
マルタは基本的に、書類関係の手続きが遅いから、時間がかかるのは普通ではあるんだけど、
以前にもまして、時間がかかるかもしれない。
③不法移民取り締まりの強化
不法移民者に対する取り締まりも、強化されている印象。
空港でランダムにパスポートをチェックされる機会が増えたし、
別室に連れて行かれている人を見かけることは、よくある。
友達のケースではこんなことがあって、
ある日大家さんから、
「あなたの苗字って、◯◯で合ってるよね?政府から住居者の名前の確認があって」って聞かれたんだって。
マルタでは、「Single Permit(就労ビザ)」の保持には住所が必須。
もしここで、「登録されている人の名前と違う!」みたいなことになったら、トラブルになるんだと思う。
ただ、安心もして
ここまでの内容を見たら、マルタに住んでいる人&移住を考えている人は、
なんだか少し、ゾッとしちゃうよね。
私も実際のところ、少し怯える部分はある。
ただ、マルタ政府が行おうとしている移民政策の意図は、
「低スキル労働者の流入を減らす」「EU優先+質の管理強化」「雇用のミスマッチ防止」で、
“移民の量”を極端に減らすとか、排除するとかではなく、“質のコントロール”。
手順をしっかり踏んで、正しく「Single Permit(就労ビザ)」を取得すれば、
そこまで心配しなくていい話だとも、思ってる。
特に日本人は、ありがたいことに、移民の中では重宝されているナショナリティーで、
厳しく日本人を追い出そうとする傾向は、現状では全く見られない光景だしね。
不備なくしっかり従って
特に心配しなくてもいいけど、問題を起こすと、面倒くさいことにはなっちゃうかもしれない。
だから、
書類の不備はないか、手続きのプロセスはあっているか、期限は間に合うかなど、
そういったことは、これまで以上に慎重に、抜け目なくやらないとね。
そして、それさえちゃんとやっておけば、
あとは堂々と、そしてマルタで働けることに感謝をしつつ、生活していけば大丈夫。
これまで通り、今あるマルタの美しい自然、チルなバイブスを満喫していきましょう♪
comment