実は、北マケドニアの旅行中に、ちょっとしたラブエッセンスがあったの。
思いがけないラブエッセンスだったんだけど、彼のストレートでロマンチックな言動に、終始キュンキュンしちゃったんだよね。
半分ノロケ話ではあるんだけど、ノロケだけじゃなくって、私にとってはとても意味のある出会いになったから、
ある女性に起きた一つの物語として、聞いてもらえたら嬉しいな♡
入ったレストランで
彼との出会いは、ランチで訪れたレストラン。
彼は、そのレストランでのウェイターだったの。
レストランの入り口を入ってすぐに彼が立っていて、
「席空いてますか?」って聞いたのが彼との出会い。
彼は、私のテーブル席担当じゃなかったんだけど、
「お水に氷、もっと入れる?Everything is okey?」って、
私のデーブルまでやってきたの。
ストレートに、「You are beautiful」
そして、2回目に私のテーブルにきたときに、
「You are beautiful」って。
軽い感じはなく、真剣な態度で目を見てしっかりと言われたし、
すごくストレートな表現だから、
戸惑いはしたものの、正直言って嬉しかった。
彼は、私のタイプな感じではなかったし、私には若すぎる年齢に見えたんだけど、
それでも、ちょっと心が、ときめいたの。
そして、3回目には、
「インスタ教えて」
って、インスタを交換。
その後も、ちょくちょく私のテーブルにきては、
「彼氏はいるの?」とか、「いつまでいるの?」とか、「今日の予定は?」とかって聞かれて、
同僚のウェイターの目を気にせず、彼はグイグイくるんだよね。
トドメは、デザートのケーキ
私が食事を終えると、彼は、
「デザートは、いらない?」
「僕のために、お願い。僕の奢りで」
って、
チョコレートケーキを持ってきてくれたの。
彼いちばんの、オススメデザートらしい。
これにもちょっと、キュンとくるよね。
そしてもっとキュンとしたのが、
「僕とデートしてくれるなら、君のために、10個でも100個でもケーキをプレゼントするよ」
っていう言葉。
ちょっとキザなセリフになりそうな言葉だけど、
彼の言葉からは、全然そんな風に感じなくって、
とってもとってもロマンチックな言葉に聞こえたの。
一気に、心を持っていかれちゃった。
夜に、デート
彼とデートしようか迷ったんだけど、
デザートのケーキと甘い言葉に、やられちゃってて、
「デート、していようかな」っていう気持ちになったの。
正直このときは、彼は私のタイプじゃなかったから、そこまで気持ちは高まっていなくって、
それよりも、「どんなデートをしてくれるのかな?」っていう、好奇心の方が強かったかも。
車で登場する彼。そして、手を
待ち合わせの場所に、彼は車でやってきたの。
私のホテルから近い場所を集合場所に選んでくれていたんだけど、
そこからお店までは、歩きか電車での移動かと思っていたから、サプライズ。
そして、「さぁ、行こうか」って、
車を停めてある場所に向かうまでの道でいきなり、手を。
車のドアは開けてくれるし、
車から降りる時も。
降りる時は、彼が手を差し出してくれて、しっかりエスコート。
まるでお姫様のような扱いで、キュンキュンの連続だった。
で出して一気に、気持ちを持っていかれるよね。
ディナーのお店は?
お店は、彼が候補をセレクトしてくれながらも、「一緒に選ぼう」って言ってくれたの。
車を降りて、レストランが集まる通りを歩きながら、
彼のオススメも教えてくれながら、
「気になるお店があったら言ってね」って言葉も。
彼のオススメの中から、私が一番気になるお店を選んだ。
どれもとっても素敵なレストランに見えたから、選ぶのに迷っちゃったんだけど。
デザート、本当に要らないの?
「好きなもの、頼んでね」って言ってくれて、
私が食べたかったショプスカサラダと、彼が頼んだチキンを私も注文。
ライブ音楽もあるレストランで、とっても素敵な雰囲気だったの。
そして、食事を終えた後は、
「デザート、いる?」って。
お腹がいっぱいだったから、「要らないよ」って言ったんだけど、
遠慮したと思われたのか、「本当に?君に喜んで欲しいから、デザート注文したら?」って、もう一回聞いてくれたの。
この優しさと気遣いにも、キュンとしちゃった。
恋に、落ちた?
彼を初めて見たときは、恋に落ちるなんてこれっぽちも思ってなかったの。
レストランでデートに誘われて、デートに行ってみるまでも、全然予想してなかった。
それが、デートを通して、一気に心を持ってかれちゃったんだよね。
彼の紳士的な対応と、やさしさ、特別な女性扱いをしてもらったことに、
女心は一気にトキメいてしまった。
次の日も、デート
デートは一夜で終わりの予定だったの。
彼は次の日も、その次の日も仕事があって、疲れているから、
「明日は会えないけど、でもまたどこかでいつか会おうね」って、お別れしてた。
それが次の日。
彼から、「今日の夜は何するの?」って聞かれて、
「この音楽バーに行こうと思ってる」って言ったら、
「一人で行くの?それなら僕も一緒に行くよ」って、ついてきてくれたんだよね。
急遽、二日連続で彼とデートすることになったの。
バーの中でも彼は私のことを気にかけてくれて、
「ビール、お代わりいる?」って空きかけのグラスを気にしてくれるし、
フライドポテトが食べたい。って言ったら、満員でなかなかスタッフを捕まえられない中、ちゃんとフライドポテトを注文してくれた。
バーの後は、夜景を
次の日から私は、オフリドに移動することになってたの。
だからこの日が、スコピエ最後の夜。
「何かやり残したことはある?君の最後の夜だから、君の行きたいところに連れて行くよ」って言ってくれて、
私は彼に、「Skopje Fortress」に連れて行ってもらうことをリクエスト。
お昼に訪れて、とっても綺麗だったから、夜の姿を見てみたいなって思って。
「Skopje Fortress」の入口は閉まってたんだけど、山の上からスコピエの街を見渡すことができて、
とってもロマンチックだった。
そして、「夜景、すごく綺麗」っていうと、
「うん、君みたいに、すごく綺麗」
って、
彼はたくさん、ロマンチックな言葉をくれるの。
まさかの、最終日も?
オフリドの後、マルタに戻るフライトのために、
最終日のお昼にスコピエに帰ってくることになってたの。
そしたら、
「僕その日、ちょうど仕事が夕方からだよ。最終日も会おうよ。これは、mean to be(なるべくしてなった)だね」
って
まさかの最終日も、デートすることに。
スケジュールが合いすぎて、本当に、mean to beだって思ってしまった。
最終日は?
最終日も、私にとってとってもロマンチックなデートだったの。
ただドライブして、彼の家に立ち寄って、ワンちゃんと遊んで、彼がコーヒーを作ってくれて、彼の家族とちょこっと会話しただけのデートではあったんだけど、
すごくすごく感動しちゃったのが、
空港まで送ってくれるドライブ中に、彼がお店に立ち寄って、
「はい、これ」
って、チョコレートをプレゼントしてくれたこと。
「お花と一緒に渡したかったんだけど、見つけられなくて、チョコレートだけになっちゃった」
って言われて、
こんなにロマンチックなサプライズに、涙が出そうになった。空港では、泣いちゃったんだけど。
寒しさと、温かいサヨナラ
空港に着いたとき、すごくすごく、寂しくなっちゃった。
北マケドニアを離れるのが悲しくなるなんて、初めは全然想像してなかったのに。
そして、温かい寂しさでもあったんだよね。
私にとって、彼と出会えたことは、ただの旅のラブロマンスではなく、
大きな意味のあることでもあったから。
失恋の、痛みから
私がまだ、前の失恋の痛みを引きずってる最中だったってことが関係してるんだけど、
彼に出会えたことで、世界が変わって見えたの。
失恋した後って、
「もう、彼以上の人とは出会えない」「もう恋なんて、できないかもしれない」って、思っちゃわない?
そんなことないって、
私たちは人生で、何度も学んできているはずなのに、
失恋するたびに私は、そんな気持ちになる。
そして今回失恋した相手は、今までで一番といえるほど、二人の将来を描いていた人だったから、
失恋した直後は、私の将来まで壊れたような気がしちゃってた。
いい男は星の数ほどいる。私に相応しい男性は、他にいるんだって、
頭で分かってはいながらも、心が納得しないのが、失恋なの。
人はまた、恋をできる
それが、彼と出会えたことで。
「私はまた、恋をできる。私はもっと相応しい男性にこれから出会うことができる」
って、心で感じることができたんだよね。
北マケドニアで出会った彼は、とっても素敵な男性で、
たった3日間の間に、私が求めているものをたくさん満たしてくれる人でもあったから。
心がまたトキメキを感じられたことに感謝したし、
それをきっかけに、また、この瞬間にある幸せに集中できるようになったし、未来にも希望が持てた。
意味を与え、人は去っていく
100%とは言わないけど、きっと、彼とまた会うことはもうないと思う。
北マケドニアとマルタでの遠距離恋愛はつらすぎるし、彼も本気では考えていなかったと思う。
ひと時の恋だから、楽しめたところもあると思うの。
だからと言って、この恋に意味がなかったなんて全然思ってないし、
「別れが寂しくなる恋は、しないほうがよかった」なんてことも、全然思ってない。
出会いと別れには、大きな意味があるって信じてて、
自分に必要なメッセージを届けてくれた後、人は静かに去って行くものなの。
また、自然に恋をするまで
しばらくは、恋には執着せず、
でも、自然に訪れる恋に敏感になれるように、アンテナをはって生活していきたいなって、思ってるところ。
失恋した後、マッチングアプリを使って2人の男性とデートしてみたんだけど、
「あぁ。やっぱり、彼みたいな素敵な人と会うのって難しい…」って、
デートした後で、むしろ気持ちが沈んじゃってたの。
今は、訪れるべきときに、訪れるべき恋は、やってくるような気がしてる。
そのチャンスを掴めるように、今はただ前向きにアクティブに、自分の日々を大切に生きていきたい。
きっとまた、誰かと恋に落ちる日がくるって強く信じてるから。
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