いまデートをしている、マルタ人男性。
ちょっと奥手で、すごくすごく、スローテンポな恋の進め方なの。
▼そのことについて書いた別記事は、こちら
https://skikitemalta.com/archives/1410/
なかなかデートに誘ってくれないし、デート中はずっと、ソーシャルディスタンスだし。
ヨーロッパ人男性には、珍しいタイプ? (マルタ人は、恋に奥手。って噂も聞いたことがあるけど)
でもね、不思議なことに、
そこまで不満でもないの。
失敗したくないから?
それは、スローテンポな”理由”が、伝わってくるから。
”失敗することを恐れているから、行動に慎重になっている” っていうのが、伝わってくるの。
デート中は、「ここ行きたい?」とか、「どれ食べたい?」とか、たくさん質問してくれるんだよね。
初めは、「リードできない男性なのかな?」なんて、思っちゃったんだけど、そんなことはない。
彼の中にも、プランは一応あって、
でも、わたしがそのプランを好きかどうか分からないから。わたしを失望させたくないから。たくさん質問してくれるんだって、今は感じてる。
わたしがちょっと無表情になっちゃったときとかに、彼はすごく不安な顔をするの。
彼はわたしのちょっとした表情や態度に敏感で、「大丈夫?」って聞いてくれる。逆に、わたしが楽しそうにしていると、彼もすごく、幸せそうなの。
彼は、”失敗して、わたしを失うことを、恐れている” ように、思うんだぁ。
愛を感じた瞬間
デートを終えて、車から降りるときに、こんなシーンがあった。
このままバイバイするのが、二人ともちょっと名残惜しくて、
数秒間無言で、見つめ合った瞬間があったの。
たぶん彼は、わたしにキスをしたかったんだと思う。
でも、彼は、しなかったんだよね。
キスしたいけど、キスしてわたしを失うのが恐いから、
何もしなかったように、感じたの。
少し、焦ったくもあったんだけど、でも、こう解釈した。
”彼は、その場の幸せよりも、わたしと永く、ずっといっしょに過ごせることを、選んでくれたんだ” って。
そう解釈したら、すごく、幸せな気もちになれた。
大切な存在として
壊さないように、傷つかないように、無くさないように。
彼はわたしを、とても丁寧に扱ってくれている。
これって、すごく幸せなことだよね。
焦ったくてスローテンポな恋も、これでこれで素敵だな。って、
今はすごく、思えてる。
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