マルタで報われた、恋。優しさは報われないと思ってたけど

Chichiは、優しすぎる。

だから、男は調子に乗る。

 

って、友達から言われたことがあったの。

 

デートでドタキャンされても、「分かったよ」って、軽く流してて、

怒ったりすることはなかったんだよね。

 

別に我慢してたわけじゃなくて、

ただ単に、怒りの感情が沸かなかったから。

怒らないから、相手は調子に

友達からは、怒ったほうがいい。って、言われてた。

怒らないから、相手はドタキャンしてもいいんだ。って調子にのって、Chloeのことを大切にしなくなるって。

 

わたし自身も、そんなふうに感じてたの。

実際、ドタキャンされたときは、すごく寂しかったし。

 

でも、怒りの感情が沸かないのに怒るのは私らしくないし、

わたしは優しい人間でありたいし、

それで、ずっと、受け入れ続けてきたの。

 

優しい人間は愛されるべきはずなのに、

でも、恋愛においは、大切にされない存在になっちゃって、

そのことも、すごく悲しかった。

 

良き振る舞いをしているはずが、

そういう人間は、恋愛においては報われないんだなって。

マルタにきてから、告げられた愛

でも、‘優しさは、報われる‘んだ。って、今では思えてるの。

 

それは、マルタにきて数ヶ月経ったある日、元彼から突然連絡がきて、嬉しい言葉をかけてもらったから。

 

「Chichiが、いちばん、最高だった。」

って、言ってもらえたの。

 

今更の言葉ではあるんだけど、

君はとても素晴らしかった。愛してる。って言ってくれたの。

 

どうして今になってそんなことを言ってくれたのか。

彼に何があっとのかは分からないけど、

わたしにくれた彼の言葉は、本音だって、信じてる。

 

そして、’優しさは、報われた’って、思ったの。

友達の、こんな話も

何回も浮気をされ、それでも許し続けて、

いまではすごくラブラブな夫婦になっている、友達の話も聞いた。

 

旦那さんは、「こんなに素晴らしい女性は、いない。彼女しか考えられない」って、いまでは彼女にベタ惚れなの。

大切なのは、自分らしくありつづけること

なにをされても許して。って、言いたいわけじゃなくて、

大切なのは、自分に正直な振る舞いをすることだって、思ってる。

 

たとえば、浮気をされたとして、

怒りの感情が沸くなら怒りをぶつければいいし、

許したいって思うんなら、許していいと思うの。

 

無理に優しくなろうとしたり、無理に優しくならないようにしたりとか、

世間での正解の振る舞いに、合わせなくていいと思うんだよね。

自分に似合うカタチで、報いがくる

彼から連絡がきたことは、

‘わたしは、わたしらしくいて、いいんだよ‘

っていう、メッセージだと思ってるの。

 

そういう点で、わたしにとって、すごく意味があった。

 

わたしが怒らず、受け入れ続けてきたことも含めて、

ありのままのわたしを愛してくれた人がいたんだ。

 

わたしは、わたしでいいんだ。

って、思えたから。

 

ほんとうに、わたしらしく、愛されたいの。

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