マルタで君と出逢えたことだけが、美しかったこと

「来週、アルバニアに帰国することにした」

って、突然の連絡。

 

彼とは5回くらいデートをしていて、

帰国する可能性があるってことは聞いてたんだけど、

 

こんなに早くに、そして突然、別れがやってくるなんて、思ってもしなかったの。

イラツイて、ごめんね

連絡をもらった前日は、デートをしていて、

その日はちょっと、彼にイラツいちゃってたの。

 

アルバニアなまりの英語が聞き取りにくくて、

雑音の中での会話の中で、意思疎通ができないから、ちょっとイライラ。

 

彼もそれをちょっと感じ取ってて、

「今日はちょっと冷たいね」って、なんか寂しそうだった。

まさかの、お別れ

お別れがくるって連絡がきて、

昨日のことをすごく、反省した。

 

なんで、冷たい態度取っちゃったんだろうだて。

 

彼はすごく一途に愛情を示してくれる人で、

毎日連絡をくれるし、会ったときはたくさん抱きしめてくれるし、

眼差しから、愛情がたくさん溢れているの。

 

それは、わたしがこれまで恋愛で求めていたもので、

彼がようやく、わたしを満たしてくれる人だった。

先があるって、思っちゃってて

お別れがくる。って分かっていたら、

彼に冷たい態度はとらなくて、

 

そして、なんでわたしは、

そのときそのときを、最後の瞬間であるかとを忘れて、

雑にじかんを過ごしちゃったんだろ。

って、反省したの。

 

彼の悪いところに目が行きがちになっていたけと、

お別れがくるって知った瞬間、彼が持ってるたくさんいいところを思い出して、

そのことに感謝できなかった自分を恥じた。

マルタで起きた、唯一の美しいことは、君に出逢えたこと

彼は、こんなステキな言葉をくれたの。

 

「マルタでの生活はストレスが多かったけど、

でも、マルタで起きた、唯一の美しいことは、君に出逢えたこと」

って。

 

すごくすごく、うれしかった。

 

わたしとマルタで出逢えたことに、感謝してくれるなんて。

マルタでの恋は、別れが多いから

マルタでは、人の入れ替わりが多い。

 

恋愛相手も、あっさりと、

別の国へと行ってしまうことがある。

 

きっと、どこにいてもそうあるべきなんだろうけど、

永遠にある。って思わず、

そのときそのときを、最後かもしれないって大切にしながら、

恋愛をたのしみたいって、思った。

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